ナカウミ、現場のいろいろ裏話。

TSUNAGU NEJI STORY
  • 浦口
    製造部 工場長
    浦口
  • 烏野
    製造部
    烏野
  • 谷本
    製造部
    谷本

寸切りボルト、長ねじを生産するナカウミの工場。
生産現場での創意工夫、働く人々の様子、今後の展望について浦口、烏野、谷本の3人が語りました。

5S活動で皆の意識が変わった

浦口

浦口:

ここ最近取り組んできたことで印象的なのはやっぱり5S活動?

谷本

谷本:

そうですね、5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の講習を受けて、自分たちの工場を見てみると、現場が汚いってことに気づきました。壁際のような目につきにくいところが汚いなって。

浦口

浦口:

整理・整頓しよう!って当たり前のように言ってたんやけどね。でもやっぱり生産にばかり目がいってしまって、5Sが疎かになってたのが正直なところ。取り組んでいくと良くなってきたし、継続していきたい。工場に訪れたお客さんも「綺麗な工場ですね」って言ってくれるようになったのは良かったね。

烏野

烏野:

5S活動に取り組む以前は怪我をすることもあったんやけど、いまでは怪我も減った実感がある。取り組む前と後で、ひとりひとりの意識が変わった!取り組まない人が少数派になってきて、今までやってなかった人が掃除する姿を見ると嬉しくなる。結果的に今では5Sが当たり前の空気になった!

憧れの緑と青のヘルメット

浦口

浦口:

昔々、建築現場で働いていた頃、役職によってヘルメットに入っているラインの数が違ってたんよ。困ったときに誰に聞けば良いかわかりやすかった。それを思い出してヘルメットの色を役職ごとに変えたんよね。青は課長以上、緑は主任・リーダー、一般は黄色というように。

烏野

烏野:

やっぱり若いメンバーは「緑のヘルメットを被りたい」って思っているはず。そういったところでも一人一人の意識が変わる。

谷本

谷本:

被り心地も良いっすよね。バイザー部分は透明で視界も良いし軽い感じもする。うちでは役職に関係なく「〇〇さん」って呼びあう環境にしているから、ヘルメットの色が違うことで引き締まる部分もあるし、若いメンバーの憧れになればいいなって思います。

浦口

浦口:

やっぱり緑色や青色のヘルメットのメンバーは見本にならなきゃいけない。そういった意味でもそれぞれに良い刺激になっていると思う。

日々のコミュニケーションを大事にしていきたい

浦口

浦口:

朝礼時の皆の姿勢もちょっとずつ変わってきた。ベトナム工場に行ってたときは、必ず朝礼でリーダーが気づいたことを発信するよう求めていたけど、こちらではやっていなかった。現場メンバーから「なんでやらないの?」という疑問の声をキッカケに、こちらでも取り組みを始めた。やっぱり発信すると良い空気感が生まれてきたような気がする。

谷本

谷本:

朝礼の司会や発信は月毎の当番制でリーダー陣の持ち回り。来月僕が当番なんですよ…。何を言おうか考えるのも大変です。でもそのぶん、振り返ることも増えたし、自分の周辺以外を見ることも増えました。

浦口

浦口:

コミュニケーションと言えば、営業と工場とでのいざこざは少ない印象やね。営業の言い分、現場の言い分、それぞれあるけど愚痴の言い合いになってはだめ。お互いの良いところを認めつつナカウミとしての解を出していこう。

烏野

烏野:

日々のコミュニケーションも大切やと思う。ベテランメンバーから若いメンバーにどんどん声をかけていきたいし、おとなしい性格のメンバーにこそ積極的に話しかけていきたい。世代に関係無く話をしている風景をもっと見たいね。例えばベテランメンバーと話をしているときに「〇〇君、すごく良いですね!」って僕に言ってくれることがあるんですよね。そういったことを直接言ってあげてほしい!若い世代にとって良い環境にしていくのって本当に大事。

さらに良い環境を作っていくために

浦口

浦口:

やっぱり教育環境を変えていきたい。3年目の社員に対しても「あれ、まだこれ知らないんだ」と思うこともある。それはやっぱり教育環境が整っていないから。マニュアルの作成にも取り組んでいきたいね。

烏野

烏野:

それぞれ他の部署を経験させることも大事かな。例えば前工程の部署の作業を経験することで視野も広がる。

谷本

谷本:

そうですよね、全員がお互いを理解してカバーできる生産現場を目指していきたい。

烏野

烏野:

ベトナム工場から帰ってきたとき、皆が助けてくれる環境に感動した。ベトナム工場では自分が監督責任者だったので立場が違うということもあるけど、トラブルや機械の不具合は全部自分で解決しなければいけなかった。でもこちらではノウハウもたくさんあるし、困ってもすぐに皆が助けてくれる。そういったチームワークは良いと思う。

谷本

谷本:

だからこそものづくりが好きな人にはどんどん入ってきてほしい!実は、僕はものづくりに対してそこまで興味がなかったんですけど、今ではすっかりのめり込んでしまった。いろんなことにチャレンジできますしね。

浦口

浦口:

ねじって本当にいろんなところに使われているから、ものづくりの様々な側面を知ることができると思う。ものづくりは自分たちが支えている、というような誇りを感じながらもっといろんなねじづくりに取り組んでいきたい!

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